親としては原因を知りたくてたまらないですよね。
でも、はっきりした理由が“分からない””うまく説明できない””話したくない”ことは実はとても多いのです。
子供が小学1年生か6年生かによっても話し方・接し方が少し変わるかもしれませんが、伝えたい本質的な部分は一緒だと思うので、お子さんに合った言い回しで伝えられたらいいと思います。
大切なのは、次の3つです。
① 無理に急いで原因や理由を探さなくてもいい
② 子供が安心できる声掛けをする
③ 子供の〝発言〟〝行動〟を思い出してみる
詳しく説明していきますね。
① 無理に急いで原因や理由を探さなくてもいい
原因を探るのは、おいおいで大丈夫です。
まずは安心して話せる空気感と環境を作ることが先です。
そうしていくうちに、おのずと理由が見えてきたり、自然と子供が話してくれることもあります。
また、理由は一つとは限らず、複合的な場合もあるということも覚えておいてほしいです。
② 子供が安心できる声掛けをする
たとえば、こんな言葉をかけてあげてください。
「理由がはっきりわからなくても、もし言いたくなくても、どっちでもいいよ(大丈夫)」
「とりあえずお母さん(お父さん)は味方ってことだから」
「何が何でも登校させようと思ってないから」
「今、(親に)行きたくないって伝えてくれてよかったと思ってるよ」
「理由が何かより、いままでも学校行きたくない時あったかもしれないのに頑張ってたんじゃないかな…」
大人目線で思い出してみて下さい・・・
たとえば職場で、同僚や先輩や上司が「何かあったら聞くからいつでも相談してね!」と言ってくれたとします。それでも、その人が安心できる人でない限り、また不安材料がある場合は、相談しよう・話してみようと思えませんよね💦
そういうところは、大人も子供もおなじだなあと心底おもいました。
子どもが「話してくれない」のには理由がある
「分からない」「子供が話してくれない」とき――
行きたくないという気持ちは確実なんだけど、コレとは説明できない。子供自身、頭の中でも整理がついていなくてうまく話せない。いろいろな感情が先走り心が落ち着いていない。または〝全部イヤ!〟と表現することもあると思います。
さらに高学年となると、〝学校での自分〟と〝家庭内での自分〟の立ち位置(キャラなど)が違ったり、原因がいじめだったりすると、親の前で学校に行けない自分をさらけ出せないこともあると思います。
キャラの違いって大人でも共感できる人、いるのではないでしょうか。
なんでもかんでも素直に話せるほど強い人ばかりでもありませんものね。
【わが家の場合】小学3年生のとき
わが家の場合は、小学3年生の頃でした。
最初はうまく説明できず「お腹が痛い」など不調も訴えました。さらに会話を進めると「先生が嫌」「学校行くなら死にたい」という発言にいたり、さらに日をまたいで何回か話をする時間を設けた結果、「学校全部」となりました。
その背景には――大袈裟な表現になりますが、一言で言うと〝現在の学校システムが心身ともに合わない〟でした。
落ち着いて話ができた時に、子供からこんな発言がありました。
全員が同じことをするよう言われる不気味さ。
挨拶の仕方なども一律の雰囲気。
出来たことを何度も繰り返しやらされる不思議。
自分の意見をみんなの前で発表させようとする授業の流れ。
登校から下校まで5分10分刻みのスケジュール。
「みんなで外遊び」の流れ。などなど。
どれもやって損なことは一つもないし、昭和では普通の流れ。
でもわが子には心身に不調が出るほど合わなかった。恐怖だったのです。
現在わが子は成長しましたが、当時を振り返りこう語ってくれました。
「あの時は学校に行くのは絶対で、それ以外の選択肢はない・先生の言うことも絶対だと思ってたから苦しかった。」
「いまは(14歳)、先生も完璧ではなく色んな人がいる、絶対ではないと分かってからは気持ちが楽になった。」
「あのとき、学校に行かなくてもいいよと言ってくれたことが嬉しかった」
③ 子供の〝発言〟〝行動〟を思い出してみる ~わが家での気づき~
※以下はすべて「よくよく思い返せば……」なのです。これが親として悔しいです!
( )の中は当時私が思っていたこと。勘違いや見過ごしが哀しいです。
| 子供の〝発言〟〝行動〟 | 当時の私の解釈(勘違い) |
|---|---|
| 家では元気なのに、朝「お腹が痛い」「頭が痛い」「胸が苦しい」と言っていた ※発熱などない前提 | ― |
| 学校からダッシュで家に帰ってきていた | → 早く家にたどり着きたかったと後で本人から聞く |
| 倒れるように寝る | → ただ疲れていると思っていた |
| 不機嫌 | → それを注意してしまっていた… |
| 宿題や時間割をする心の余裕が少しずつ無くなっていた | → 翌朝早朝に一人で起きてやっていたことを後で知る |
| 宿題ややらなければいけない事は確実にやっていた | → 真面目なんだと思っていた。実際は学校恐怖からの使命感 |
| 担任からも「きちんとしている」と言われていた | → 先生からの注意が怖くて学校でも常に緊張状態だった |
安心できる状況(親は味方・責めない・登校は絶対ではない)を作ることで、本人からもいろんな声が出てきました。
それが③の内容です。
まとめ:急いで原因を特定せず、まずは心身の安全を
原因がわからなくても、焦らなくて大丈夫です。
まずはお子さんの心と体の安全を最優先にしてあげてください。
⚠ 注意
持ち物が壊されている、身体に傷やアザがある場合は緊急事態です。
すぐに教頭・校長に相談してください。


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