
不登校の子どもの新学期対応で進級時に親がやったこと・学校との連携ポイントなど紹介したいとおもいます。
不登校の子どもを持つ親にとって、学年が変わる4月というのは、また一つ考え事や悩み事が増える時期でもありますね。
教室の場所が変わる、担任の先生が変わる、クラス替えがある学校ではクラスメイトが変わる、前の年まで頼りにしていた先生が異動や退職で学校からいなくなる――このように新しく変わることが多いこの季節。
行き渋りや不登校、たまに行っている子や全く行っていない子、それぞれ違いがあると思いますが、何かしら親が動く時期ではないでしょうか。
もしかしたら「この先生になったら」「このクラスになったら」通うことができるんじゃないか、そんなかすかな希望もあるかもしれません。
この記事では、進級した時に私が実際にやったこと、そして学校の先生と上手く連携が取れていたなと感じたこと、これらを紹介していきたいと思います。
学年の最初にある、健康診断についてもどうしたらいい?と思う人も居るのではないでしょうか。こちらアも併せて紹介します(^^)
まずは担任の先生への挨拶と情報共有

まず、担任の先生への挨拶と、前年度までの我が子の不登校の状況・学習の状況・精神的な状況、これらの共有を含め、一度学校に出向いてお話をする時間をいただきました。(親のみで子は行っていない)
(体調不良でなければマスクも外し、顔をみながらお話しがよいかと)
前年度の先生からどのくらい引き継ぎを受けていらっしゃるのか、もしくは先生の急な転勤等で全く引き継ぎができていないのか、こちらによっても変わってくると思います。
先生の立場で考えると、自分のクラスに不登校の生徒がいると、何かしら疑問が出てくるはずです。
「どれくらい勉強しているんだろうか」
「宿題や配布物はどうしていたのだろうか」
「学校に来るように声をかけてよいのだろうか」
「心は元気なのだろうか」
「不登校の理由はわかっているのだろうか」
「友達との仲が上手くいかないのだろうか」
「前の先生とは何かあったのだろうか」
「親子関係はどうだろうか」
「行き渋りか、それとも全く来れないのか」
「生徒や保護者に会ったら何をはなしたらよいか」
「自宅訪問はした方がよういのか、よくないのか」
先生としても、情報があった方が対応しやすいと感じるのではないでしょうか。と思う訳です(^^)/
面談の予約と伝え方の工夫
学年始めということで先生もお忙しいと思いますので、我が家の場合はほとんど登校していない状態でしたから、学校生活ですぐ対応してほしい事もなく、先生の空いている時間に合わせて電話で予約を取りました。
その際に以下のようなことをお伝えしました。
- これまでの状況や今の様子などお話がしたいということ
- 先生にサポートをお願いしたい範囲、「このような対応でお願いしたい」「ここは気にしなくてよい」「ここは関わっていただきたい」など
- (我が家はメンタル面については受診もしていたため)臨床心理士や医師の見解やアドバイスも共有したい
- 教材の購入の有無や各種検診、給食費の問題 など

※通院している方は③かなり大事! ・・・ 行事の参加など、学校から善意で何度も(時に強引に)声掛けされる事を防止できます。
①メンタル面は専門医師や心理士の意見を優先したい(行事参加や登校・宿題についてなど)
②教育に関することは専門である学校の先生にお願いしたい
というスタンスです(^^)
もちろん、やんわりお伝えしました
ひとつ、
SNSに投稿されているものを紹介しますね!
これは、発達障害のお子さんの例ですが、医師の説明書を学校に見せている内容です。
不登校で心の不調でにより通院している場合も、医師のアドバイスを教員と保護者で共有して同じ方向で進みたい時には、アドバイス内容を伝えると円滑に行くと思います。(我が家も口頭ですが伝えていました)
わが家も伝えることにより、
先生も「そうなんですね、じゃ、いまはあまり訪問せずに様子をみたほうがよさそうですね、宿題も無理にせず、また大丈夫そうなときお母さまからも連絡ください」といった具合に、共通認識で進むことができました。
これだけでも、親としても、先生とのやり取りがスムーズだとストレスが減りませんかw
話を元に戻しますね(^^)
それ以外は、その先生の持ち味を発揮して下さり関わって頂きました。
など
やはり不登校というのはいろいろなタイプがありますので、先生の教員歴によっても対応できるスキルやかけられる時間、心の余裕というのも随分変わってきます。
連絡手段を明確にしておく

また、私はパート勤務をしていたため、
もし学校に行けた時の連絡先として
「この時間帯なら携帯電話」
「この時間帯なら勤務先」
「電話に、出られなくても必ず折り返します」
など、
実際、奇跡的に登校できた日があったのですが、
校長先生からも、保健室の先生からも、様子を知らせる連絡を頂きました。
(午前中で下校予定でしたが)
「昼からもいて給食も食べれそうと言ってますが、〇〇さん無理してないですかね(;_:)、お母様、このまま午後まで大丈夫そうですかねぇ(あたふた)」
と相談の連絡も下さいました。
「〇〇さんよくこれましたね!朝も校門で挨拶してくれましたよ」とも。
ありがたい事です。
どん底までメンタルが落ちている状態でしたが、
学校側と最近の子供の様子の共有や、医師のアドバイスの共通認識があるからこそ、
〝昼からも大丈夫っていうけど本当は言えないだけで無理しているのではないかな?保護者に連絡してみよう〟
となったのではないかと思います。
また、保健室の先生にも「お母さま、一度一緒にお話をしませんか」と声をかけていただき、保健室で1時間くらい話し込んでしまいました。
内科検診などについて、学校医はどこの病院か、問診票はいるか医院で用意されているか、なども打ち合わせをその時済ませました。
保健室の先生も、登校できた時に
廊下から何気なく様子を見て下さると。
「教室に居るのがしんどくなったと時に、廊下の私(保険の先生)に送る合図とか作りましょうか!?」
などいろいろ提案もしてくださいました。
一県怖そうにみえる先生も個別で話してみると、優しかったりしますね。
学年始めに先生とすり合わせたポイント
では、実際に先生とすり合わせたポイントを項目ごとに説明していきます。
①昨年度までの状況の共有
学校にまったく行けなかった。
家では勉強もできていない。
「学校」というキーワードがNGワードになっているかのように、その言葉を出す、もしくは教材を見る、教科書を見る、その話題に触れる、そういったことで落ち込む状態だった――
このような昨年度までの状況をお伝えしました。
②年度初めの提出物・必要な書類
健康カードや提出物等ですね。ここには雑巾なども含まれます。100円ショップで3枚セット100円などで売っているので、簡単に済ませてお渡ししました。
③テスト・漢字ドリルなどの教材
テストや漢字ドリルといった教材ですが、少し勉強ができそうかなという状態の時は漢字ドリルを購入しました。(買わないという選択肢もあり)
ある学年ではテストを購入しました。
「これをやれば全体的にどんな学習をしたかということが網羅できるのではないか」
「計算ドリルを全部こなすよりも枚数が少ないためこちらの方がよいのではないか」
ということで購入を決めました。この場合、テスト用紙と解答をセットで受取り、いつやっても答え合わせができるようにしています。
ですが、その次の年は全く取り組めなかったということから、次の学期では、一旦すべてテストも購入しませんという風に決めました。
漢字ドリルと計算ドリルだけは全て購入し、答えも付けてもらっています。
③理科や家庭科などの教材
磁石だったり、電流を調べるキットだったり、家庭科だったら巾着袋やエプロンを作るキット。
こういったものもその都度購入するかどうかを決めた場合もあれば、「今年度は一切購入しません」と決めた年もありました。
実際に購入した場合も、中には一度も触れることなく処分することとなったものあります。
お子さまが、本当にまったく何も手がつかないという心理状態の場合は、無理に購入しなくてもいいのではないでしょうか。
我が家は、計算ドリルと漢字ドリルだけは全部購入しました。
④購入しなかった教材費
こちらは、月末など会計の締めにあわせて返金されました。
学校に印鑑を持って受取りにいきます。
担任の先生ではなく事務の先生が対応してくださいました。 ほんの数分でおわります。
行く時には
「〇時ごろ伺っても大丈夫ですか?」という感じで。
子どもの学校では担任の先生から、250円など大きな金額ではない教材でも、購入するかどうかを尋ねられました。
その時、不登校のことで親も精神的に滅入り、250円について「なんでもいいか・・・」と考える余裕もなかったのですが、先生は仰いました。
「大切な保護者の方のお金なのでお尋ねさせてください」と。
若い先生だったのですが、先生お忙しいのに、こんな風な考えをお持ちなんだと感心させらたことを覚えています(^^)
学年始めの健康診断について

春先の5月・6月と順番にある健康診断。
心電図、聴覚検査、視力検査、内科検診、歯科検診、尿検査など一連のものがありますね。
我が家は一切登校しておりませんでしたが、健康であることの確認という意味で、書類を提出してもらう必要もあるかと思いますので、実施しました。
学校以外でも健康診断は受けられる
普段登校しているお子様でも、その日たまたま欠席する場合がありますよね。
我が家もまだ登校していた頃、たまたま健診の日に欠席をしたのですが、その時は欠席した子を集めて保健室の先生と一緒に学校医の内科に行って検診を済ませていたようです。
- 学校から健診の紙を受け取る
- 学校と提携している学校医に行って健診をうける(近くの場合が多い)
※予約が必要だったり、診療時間内であればいつでもよかったり、学校から指示がありますので、それに従って子どもの体調が良い時に行くという感じです。 - 健診の用紙を学校に持っていく
健診への外出が難しい場合の工夫
正直、家の外に出ること自体が難しかった時は、予約を何度かキャンセルせざるを得ない時もありました。
なんとか精神的にいい状態になるよう声かけをしつつ、「これは大事な体の健康状態に関することだから」と説得をしました。
行く時間ですが、夕方になると特に歯医者などで地域の子どもたちと出くわすこともあるので、会うと気まずい場合は、午前中など同世代の子と会わずに済む時間帯がおすすめです。
我が家が学校医に行ったのは内科検診・眼科検診・歯科検診。
どれも異常があって病院を受診しているわけではないので、ほんの数分ですべて終わります。
その後に「頑張ったね」ということで美味しい飲み物でも飲んだりしながら、「家から外に出られたね」という感じで、なんとか毎年やってまいりました。
尿検査について

尿検査については、家で採尿。
お子さんの年齢にもよりますが、低学年だったら一緒にしてあげたらいいと思いますし、高学年だったら一人でトイレに行って取ってきますので、声をかけるだけで大丈夫です。
昼夜逆転している場合もあると思うのですが、その時だけは朝一番の尿を取るということで、こちらも準備万端に気合が必要な時でもありました。
朝、登校時にみんな集めて、その後すぐ業者の方が回収に来るためです。
お仕事をしている方はちょっと遅れるかもしれませんし、フルタイムで毎日勤務でない方であればその日は仕事を入れないなど、調整が必要になります。
たった30分で終わることなのですが、やはり自分が持って行く以外に方法はないと思います。
こちらの記事では、事前にこういったことがあるよということをお知らせできればと思っております。
まとめ|新学期に親がやっておくと安心なこと

ここまで、不登校の子どもが進級した際に私が実際にやったことをお伝えしてきました。改めて整理すると、以下のような内容になります。
- 担任の先生への挨拶と情報共有:
できれば学校に出向いて直接お話しする。前年度までの不登校の状況・学習の状況・精神的な状況を伝え、先生がピンポイントでサポートできるように具体的な要望も提示する。
- 連絡手段の共有:時間帯別の連絡先を紙に書いて渡しておくと、お互いにスムーズにやり取りができる。
- 提出物・書類の対応:年度初めに必要な書類は早めに取りに行く。雑巾など細かいものも用意しておく。
- 教材・テストの購入判断:子どもの状態に合わせて、その年ごとに購入する・しないを決める。無理に買わなくてもよい。
- 健康診断の受診:学校で受けられなくても、提携先の病院で受けることができる。同世代の子と会わない時間帯を選ぶなどの工夫も大切。
- 尿検査の提出:時間指定があるため、仕事の調整が必要になる場合がある。事前にスケジュールを把握しておく。
不登校の状況は年によっても、お子さんによっても本当にさまざまです。「こうしなければならない」という正解はありませんが、親が事前に動いて先生との連携体制を作っておくことで、子どもにとっても親にとっても少し安心できる環境が整うのではないかと思います。
この記事が、同じように悩んでいらっしゃる保護者の方の参考に少しでもなれば幸いです。


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